今年の12月にベートーヴェンの交響曲第９番「合唱付き」を全国で７公演をおこなう読売日本交響楽団。12月14日にその最初となる演奏を行い年末の恒例コンサートとして楽しみにしている音楽ファンを魅了した。会場は東洋オペラシティ・コンサートホール。

同オケ初登壇のフランチェスコ・アンジェリコ（1977年、イタリアのシチリア出身）が剛柔併せ持つ豊かな表現力を発揮して好演。今月は「第九」にオペラに大忙しの新国立劇場合唱団（合唱指揮:水戸博之）、ソロの中村恵理S、清水華澄Ms、ダヴィデ・ジュステイT、エギルス・シリンスBsも迫真の歌唱で場内を沸かせた。(文：T・S）

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